【凛】
私は、凛空の後ろを付いて行き、校舎内の中を見回った。
「まず、生徒会長は常に堂々としていないといけない」
「なんで?」
「生徒会長は、生徒の中でトップの座だ。もし何かあった時、生徒会長がおどおどしていたら、みんな心配になるだろ?」
だから凛空は、常に堂々としているんだ。
「そして、生徒に何かあったら助けるのも会長の仕事だ」
「じゃぁ、凛空はいつも人助けをしているんだ」
「そうだな、くだらない人助けはしないが」
そうだよね……。
「ねぇ凛空、凛空のところには妖退治の依頼はくるの?」
「いや、滅多に来ないな。俺が安倍晴明の子孫ってことを、ほとんどの奴らは知らないからな」
「そうなの?!」
てっきり、誰もが知ってるかと思ってた。
陰陽師で有名っと言ったら安倍晴明だし、苗字が“安倍"だから気づくと思うんだけどなぁ。
それに比べ蘆屋は、あまり知られていないんだよね。
「じゃぁ、凛空はどうやって妖退治の依頼を受けてるの?」
「生徒会室前にある、『会長に頼みたいポスト』に入ってることがある」
あ、あのポストそんな名前だったんだ。
「お前はどうなんだ?」
「私は、学校の掲示板にちゃんと妖退治しますっていう紙を貼って依頼を受けてるよ。たまに嘘の依頼や入ってたり、馬鹿にされる手紙は入ってるけど、妖が見える人は、ちゃんと依頼してくるよ」
前の鬼の件は、一度嘘の依頼かと思っちゃったけどね。
「あとね、依頼の手紙に名前は書かないようにしてもらっている」
「なぜだ?名前が書かれていれば、依頼主に詳しく依頼の内容聞けるだろ?」
「そうなんだけど、もし私がその手紙を落として、誰かに名前を見られたら、その子は周りから変な目で見られちゃうじゃん?それが嫌なの」
だから依頼の手紙には、名前を書かないでもらっている。
もし名前が書いてあっても私が消すことにしている。
依頼された手紙は、私が家に帰って処分する。
そして、その掲示板にはちゃんと結果を報告している。
私は、凛空の後ろを付いて行き、校舎内の中を見回った。
「まず、生徒会長は常に堂々としていないといけない」
「なんで?」
「生徒会長は、生徒の中でトップの座だ。もし何かあった時、生徒会長がおどおどしていたら、みんな心配になるだろ?」
だから凛空は、常に堂々としているんだ。
「そして、生徒に何かあったら助けるのも会長の仕事だ」
「じゃぁ、凛空はいつも人助けをしているんだ」
「そうだな、くだらない人助けはしないが」
そうだよね……。
「ねぇ凛空、凛空のところには妖退治の依頼はくるの?」
「いや、滅多に来ないな。俺が安倍晴明の子孫ってことを、ほとんどの奴らは知らないからな」
「そうなの?!」
てっきり、誰もが知ってるかと思ってた。
陰陽師で有名っと言ったら安倍晴明だし、苗字が“安倍"だから気づくと思うんだけどなぁ。
それに比べ蘆屋は、あまり知られていないんだよね。
「じゃぁ、凛空はどうやって妖退治の依頼を受けてるの?」
「生徒会室前にある、『会長に頼みたいポスト』に入ってることがある」
あ、あのポストそんな名前だったんだ。
「お前はどうなんだ?」
「私は、学校の掲示板にちゃんと妖退治しますっていう紙を貼って依頼を受けてるよ。たまに嘘の依頼や入ってたり、馬鹿にされる手紙は入ってるけど、妖が見える人は、ちゃんと依頼してくるよ」
前の鬼の件は、一度嘘の依頼かと思っちゃったけどね。
「あとね、依頼の手紙に名前は書かないようにしてもらっている」
「なぜだ?名前が書かれていれば、依頼主に詳しく依頼の内容聞けるだろ?」
「そうなんだけど、もし私がその手紙を落として、誰かに名前を見られたら、その子は周りから変な目で見られちゃうじゃん?それが嫌なの」
だから依頼の手紙には、名前を書かないでもらっている。
もし名前が書いてあっても私が消すことにしている。
依頼された手紙は、私が家に帰って処分する。
そして、その掲示板にはちゃんと結果を報告している。



