俺は、あの時の話しを思い出して拳に力を入れる。

「凛空が青龍を殺さないなら、しばらく様子を見させてもらうよ」

太陰は、そういいもとの符に戻った。

「俺だって様子見だ」

完全に青龍を信じきったわけじゃねぇ。

もしも、あいつがぬらりひょん側につくなら俺は青龍を殺す。

俺は、青空を見上げて手を伸ばす。

「凛の運命は、俺が変える」

それまで、俺の気持ちはあいつには言えない。

全ての戦いが終わった時に、俺の気持ちをお前に伝えるよ。