【凛】
やばい、胸の痛さが増している。
私の唇と唇が触れそうになった時、さっき戻ったはずの騰蛇が現れて、凛空の頭を掴んでいた。
そして、二人の間で火花が散っている。
(さっき、キスしようとしたのかな?)
でも、嫌じゃなかった。
何でかは分からないけど、凛空とならいいと思った。
「おいクソガキ、今度勝手なことしたら殺すぞ」
「お前が邪魔するなら、俺だって考える」
何の言い合いをしてるか分からないけど、この二人のやり取りを見て自然と笑えた。
「何笑ってんだよ、お前何されかけたか分かってるのか?」
「そ、それは……」
『キス』なんて単語は、恥ずかしくて言えない!
「こういうことさ──」
「きゃっ?!」
凛空は、私の腕を掴み引き寄せると、私の額に軽くキスを落とす。
「てめっ!何しやがる!」
「おでこにキスしただけだけど」
な、何でそんなに平然と言えるの?!
「ば、馬鹿!!キスは好きな人とやるものだよ!私の初おでこキス返して!」
「じゃぁ、返してやるか?」
凛空は、自分の唇に指を当てる。
やばい、胸の痛さが増している。
私の唇と唇が触れそうになった時、さっき戻ったはずの騰蛇が現れて、凛空の頭を掴んでいた。
そして、二人の間で火花が散っている。
(さっき、キスしようとしたのかな?)
でも、嫌じゃなかった。
何でかは分からないけど、凛空とならいいと思った。
「おいクソガキ、今度勝手なことしたら殺すぞ」
「お前が邪魔するなら、俺だって考える」
何の言い合いをしてるか分からないけど、この二人のやり取りを見て自然と笑えた。
「何笑ってんだよ、お前何されかけたか分かってるのか?」
「そ、それは……」
『キス』なんて単語は、恥ずかしくて言えない!
「こういうことさ──」
「きゃっ?!」
凛空は、私の腕を掴み引き寄せると、私の額に軽くキスを落とす。
「てめっ!何しやがる!」
「おでこにキスしただけだけど」
な、何でそんなに平然と言えるの?!
「ば、馬鹿!!キスは好きな人とやるものだよ!私の初おでこキス返して!」
「じゃぁ、返してやるか?」
凛空は、自分の唇に指を当てる。



