【凛空】
凛に手を掴まれ顔を見た時、俺の胸が高なった感じがした。
(どうしたんだ。凛やつ?)
俺の中で気持ちが動く、だけど俺はそれを必死に抑える。
「凛……?」
「あっ!ごめん!」
時間は、授業が始まって五分が経った。
「ごめん、勝手に掴んじゃって。何でもないから」
何でもないなら、なんでそんな寂しそうな顔してるんだよ。
「お前無理してるな」
「な、なにを?」
とぼけるつもりか?
俺に気づかれないように隠してるつもりだろうけど、そんなの無理だ。
「じゃぁ、なにもないなら俺は行く」
凛に背中を向け、図書室の入口に向かって歩きだそうとしたら、また凛に手を掴まれた。
(一体何なんだよ……)
「おいっ!言いたいことがあるならはっきり言え!」
軽く凛を怒った時、凛は再び寂しそうな表情を俺に向けていた。
(なんだよその顔……、反則だろ)
「いいの……」
「えっ?」
何がいいんだ?
「別に、私は凛空と変な噂がたっても、迷惑だなんて思わないし!嫌だとも思わない!!」
あぁ、さっきのことか。
凛に手を掴まれ顔を見た時、俺の胸が高なった感じがした。
(どうしたんだ。凛やつ?)
俺の中で気持ちが動く、だけど俺はそれを必死に抑える。
「凛……?」
「あっ!ごめん!」
時間は、授業が始まって五分が経った。
「ごめん、勝手に掴んじゃって。何でもないから」
何でもないなら、なんでそんな寂しそうな顔してるんだよ。
「お前無理してるな」
「な、なにを?」
とぼけるつもりか?
俺に気づかれないように隠してるつもりだろうけど、そんなの無理だ。
「じゃぁ、なにもないなら俺は行く」
凛に背中を向け、図書室の入口に向かって歩きだそうとしたら、また凛に手を掴まれた。
(一体何なんだよ……)
「おいっ!言いたいことがあるならはっきり言え!」
軽く凛を怒った時、凛は再び寂しそうな表情を俺に向けていた。
(なんだよその顔……、反則だろ)
「いいの……」
「えっ?」
何がいいんだ?
「別に、私は凛空と変な噂がたっても、迷惑だなんて思わないし!嫌だとも思わない!!」
あぁ、さっきのことか。



