「お前からしたら、信じられねぇかもしれないが事実なんだ」
「聞きたいなぁ、お母様の昔の話し」
騰蛇は、私を見下ろすと軽く微笑む。
「そうだな。今は無理だが落ち着いた頃に話してやる」
騰蛇は、わしゃわしゃと私の髪をかき混ぜると元の符に戻った。
「楽しみだな……」
「何が楽しみなんだ?」
「えっ?」
図書室の入口を見ると、そこには凛空が扉に寄りかかって立っていた。
「凛空?どうしたの」
「ちょっとな」
図書室の扉を閉め、凛空は私のところへと歩いて来る。
「今さっき、騰蛇と話してたよな?」
「うん、お母様の話しを聞いてたの」
「そっか」
凛空は、私の隣に座る。
「それで、凛空は何しに来たの?」
「いや、ただお前の顔見に来ただけ」
「えっ?!」
私の胸が高鳴る。
「ふ、ふーん。そうなんだ」
どうしよう、急に意識してきちゃった。
それに、さっきとは違った胸の痛みまで出てきた。
「聞きたいなぁ、お母様の昔の話し」
騰蛇は、私を見下ろすと軽く微笑む。
「そうだな。今は無理だが落ち着いた頃に話してやる」
騰蛇は、わしゃわしゃと私の髪をかき混ぜると元の符に戻った。
「楽しみだな……」
「何が楽しみなんだ?」
「えっ?」
図書室の入口を見ると、そこには凛空が扉に寄りかかって立っていた。
「凛空?どうしたの」
「ちょっとな」
図書室の扉を閉め、凛空は私のところへと歩いて来る。
「今さっき、騰蛇と話してたよな?」
「うん、お母様の話しを聞いてたの」
「そっか」
凛空は、私の隣に座る。
「それで、凛空は何しに来たの?」
「いや、ただお前の顔見に来ただけ」
「えっ?!」
私の胸が高鳴る。
「ふ、ふーん。そうなんだ」
どうしよう、急に意識してきちゃった。
それに、さっきとは違った胸の痛みまで出てきた。



