「打つことないじゃん!」
「はぁ?!そんな事で逆切れかよ」
「だって、すごい痛いんだからね!!」
「お前の母親の薫子にも同じことをしたんだ。でないと分からなかったからな!」
そういえば、前にお兄ちゃんから聞かされたっけ?
昔から一緒に居た騰蛇とお母様の信頼関係は誰よりも一番強かったけど、その仲は他の十二天将たちよりも悪かったって……。
「おいっ!喧嘩するのはいいが、後にしてくれ!!」
「そうだ!お願い」
「はいはい、分かってるさ」
騰蛇は、鬼の妖の手を掴むと、おもいっきりその手を引っ張る。
「出てこい、このでか物が!」
壁の中から引きずり出された鬼の妖は、騰蛇によって床に叩きつけられる。
叩きつけられた鬼の妖は低く唸る。
「俺の主を食おうとしたんだ。覚悟は出来てんだな?」
騰蛇の表情には、余裕の表情が浮かんでいて、手の平に炎を出しすとゆっくりと鬼の妖に近づいて行く。
『殺す……』
「はぁ?」
「言葉を発した?!」
鬼の妖は、ゆっくりと立ちあがる。
「はぁ?!そんな事で逆切れかよ」
「だって、すごい痛いんだからね!!」
「お前の母親の薫子にも同じことをしたんだ。でないと分からなかったからな!」
そういえば、前にお兄ちゃんから聞かされたっけ?
昔から一緒に居た騰蛇とお母様の信頼関係は誰よりも一番強かったけど、その仲は他の十二天将たちよりも悪かったって……。
「おいっ!喧嘩するのはいいが、後にしてくれ!!」
「そうだ!お願い」
「はいはい、分かってるさ」
騰蛇は、鬼の妖の手を掴むと、おもいっきりその手を引っ張る。
「出てこい、このでか物が!」
壁の中から引きずり出された鬼の妖は、騰蛇によって床に叩きつけられる。
叩きつけられた鬼の妖は低く唸る。
「俺の主を食おうとしたんだ。覚悟は出来てんだな?」
騰蛇の表情には、余裕の表情が浮かんでいて、手の平に炎を出しすとゆっくりと鬼の妖に近づいて行く。
『殺す……』
「はぁ?」
「言葉を発した?!」
鬼の妖は、ゆっくりと立ちあがる。



