輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

(凛の体に負担がかかることはさせたくない)

一刻も早く、こいつを倒さないと。

『考えはまとまったか?』

「あぁ」

俺は、二枚の符を取り出す。

「我の呼びかけに応え、その姿を現せ、十二天将の一人貴人・六合!」

琵琶を持った六合、弓矢を持った貴人が俺の前に姿を現す。

『貴人と六合で何をするんだ?』

「作戦は分かってるよな、貴人、六合」

「ちゃんと分かっております」

「心配しないでください凛空さん」

六合は、琵琶を奏で始める。

『そんな琵琶を奏でてどうするってのさ』

「よく聞いておけ、この音色は必ずお前に効くはずだ」

『何言って…』

言葉を言いかけた夜は、驚いたように目を見開く。

そして、頭を抱え始める。

『な、んだこれ!』

「六合の琵琶の音色は、妖たちの動きを止め惑わせる力があるんだ」

『へぇ、なるほど。妖の血を半分もつ俺なら、効くと思ったんだ』

「そういうことだ」

貴人は、夜に矢を向ける。

「そして、これで最後だ」

貴人の矢が夜の身体に命中する。

『く、くっそ!』

矢が突き刺さったところから、夜の体は徐々に石化していく。

「貴人の矢は、石化する力を持っている。もうこれでお前は動けないぞ」

『いい作戦だったね』

夜は、苦しそうに笑う。

「これで、俺の勝ちだ」

最後に俺は、村雨を構える。