輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

『さっきから君、爆符とか火爆符とか使ってるけど、俺には炎なんて効かないよ』

「え?!」

「それ、ありっすかぁ…」

俺は、白虎と天空の前に立つ。

「空様!」

「主殿、どうするつもりっすか?」

俺は、何も言わず村雨を抜く。

『そんな普通の刀で俺と闘うだなんて――!』

俺は、夜に斬撃を放つ。

『――っ!』

夜は、慌ててそれを避ける。

しかし、斬撃は夜の頬をかすめた。

頬からは血が流れ、蒸気が上がる。

『この刀…!』

「やっぱり、お前は妖じゃないな!」

村雨の斬撃をかすめても、大半の妖の顔はほとんど消える。

だが、夜の顔には傷跡にしかなっていない。

「お前は一体何者だ!」

夜は、目を細めると口を開く?

『あれぇ?言ってなかったっけ?実は俺さぁ』

夜は、ポケットから符を取り出した。

『俺さ、陰陽師なんだよ』

「なんだと!?!」

夜が陰陽師だと?!

『母さんが陰陽師で、親父が妖だから、俺は妖の血と、陰陽師の血をもった陰陽師!故に最強の陰陽師だ!』

陰陽師と妖の力を両方持った陰陽師なんて、聞いたことがない。

『信じられないなら別にいいさ、知ったところで、お前が勝てるはずないんだからさ』

夜のもつ符が紅い輝きを放つ。

『陰陽師の技ってのは、こう使うんだよ!!』

夜の放つ何枚もの符が、俺達の周りを円を書くように囲む。

「囲まれた!」

「こんなの、俺の空間移動で――」

『無理さ』

さらに夜は、俺たちを逃がさないように結界をはる。