輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「な、なにこれ!」

私は、結界の中から壁を叩く。

だけど、その衝撃は私へと跳ね返ってきた。

「きゃあ!」

跳ね返された私は、後ろの壁に叩きつけられる。

「凛!」

凛空が駆け寄ってきて、結界のあちこちに目を向ける。

「これは…、一体なんだ?!」

凛空は、爆符を構えて結界に放つ。

「爆符!!」

爆発の衝撃が結界へと伝わる。

しかし、結界はヒビひとつ入るどころか、傷一つ付いていなかった。

「なっ!」

「なに、これ…」

この結界は、いったいなんなの?!

『無理無理、そんなことしたって』

「――!」

上の方から声が聞こえた。

私達は、声のするほうを見上げた。

暗闇の中では、見覚えのある金色の瞳が輝いていた。

「お前は!」

「夜…」

夜は、座っていたところから飛び降りると、凛空の目の前へと立つ。

『やぁ凛空、久しぶり』

夜は、中学の制服の学ランを着ていた。

「何しに来た!」

凛空は、符を構える。

『おっと、そんなに殺気立つなよ。俺は、少し遊びに来ただけだ』

「遊びにだと?」

『あぁ』

夜は、両手を広げ話し始める。