学校につくと、凛空は羅針盤を取り出す。
「それは?」
羅針盤には、十二支の名前が時計の数字の方に子(鼠)から亥(豚)まで刻まれていて、その真ん中にはセーマンが刻まれている。
「これは、六壬式盤(りくじんしきばん)と言って、妖の出どころや、どこに強い妖たちが群がっているのか分かるものだ」
「へぇ、便利だね」
「さらに、この十二支は十二天将としても見られることがある」
「なんでそんなに凛空は知ってるの?」
「知ってるだろ。俺は小さい頃から空さんがまとめた妖や陰陽術が記載された書物を読んで育ったんだぞ」
言われてみればそうだ。
小さい頃から凛空は熱心に書物ばかり見てた。
でも、空さんって誰だろ?
それに、その名前を聞いて一瞬胸がざわついた。
「ほら、さっそく反応が出たぞ」
「え?」
凛空の声で我に返り、私は六壬式盤に目を向けた。
「この方角にあたる場所は…、旧体育館だな」
「旧校舎の方だね。でも旧校舎よりも新校舎の方が強い妖達がいるんだよ」
「それは知ってる」
私達は、結界の張られた学校内へと足を踏み込む。
私は、ふと凛空の腰元を見ると、見たことのない刀を腰にさしていた。
「凛空、その刀なに?」
「あー、これはただの刀だ」
「普通の刀なの?」
普通の刀じゃ妖に効かないんじゃ…。
旧体育館へと着いた私達は、妖達に気づかれないように慎重に進んだ。
「やっぱり、強そうな妖はいないか…」
「今から新校舎にでも行く?」
「いや、ここの妖を退治する」
凛空は、六壬式盤を見て目を細めた。
「凛空?どうかした?」
「いや、ちょっとおかしいなと思ってな」
「おかしい?」
六壬式盤から出る光の方角は、確かに旧体育館を示している。
だけど、セーマンの周りには禍々しい靄がかかっていた。
「それは?」
羅針盤には、十二支の名前が時計の数字の方に子(鼠)から亥(豚)まで刻まれていて、その真ん中にはセーマンが刻まれている。
「これは、六壬式盤(りくじんしきばん)と言って、妖の出どころや、どこに強い妖たちが群がっているのか分かるものだ」
「へぇ、便利だね」
「さらに、この十二支は十二天将としても見られることがある」
「なんでそんなに凛空は知ってるの?」
「知ってるだろ。俺は小さい頃から空さんがまとめた妖や陰陽術が記載された書物を読んで育ったんだぞ」
言われてみればそうだ。
小さい頃から凛空は熱心に書物ばかり見てた。
でも、空さんって誰だろ?
それに、その名前を聞いて一瞬胸がざわついた。
「ほら、さっそく反応が出たぞ」
「え?」
凛空の声で我に返り、私は六壬式盤に目を向けた。
「この方角にあたる場所は…、旧体育館だな」
「旧校舎の方だね。でも旧校舎よりも新校舎の方が強い妖達がいるんだよ」
「それは知ってる」
私達は、結界の張られた学校内へと足を踏み込む。
私は、ふと凛空の腰元を見ると、見たことのない刀を腰にさしていた。
「凛空、その刀なに?」
「あー、これはただの刀だ」
「普通の刀なの?」
普通の刀じゃ妖に効かないんじゃ…。
旧体育館へと着いた私達は、妖達に気づかれないように慎重に進んだ。
「やっぱり、強そうな妖はいないか…」
「今から新校舎にでも行く?」
「いや、ここの妖を退治する」
凛空は、六壬式盤を見て目を細めた。
「凛空?どうかした?」
「いや、ちょっとおかしいなと思ってな」
「おかしい?」
六壬式盤から出る光の方角は、確かに旧体育館を示している。
だけど、セーマンの周りには禍々しい靄がかかっていた。



