輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

【凛】

その日の夜――

私は、中学の制服を着て、太股には符の入ったケースを付ける。

「よし!」

これで準備は出来た!

今日私は、久々に夜の学校へ行く。

もちろん、妖退治と修行のため。

私は、お父さんとお兄ちゃんが寝静まったのを確認してから、家の門をくぐった。

「遅い」

もちろん、凛空も私と一緒に学校に行く。

前に学校に行く時は、俺を誘えと凛空が言っていたから、今日が凛空と初めての妖退治になる。

「いいじゃん、準備に手間かかったんだから」

「そんなにかかる事でもないだろ。常日頃から、そう準備は怠るな」

凛空の言葉に私は頬を膨らませた。

「ふんっ!なによ上から目線で…!」

「何か言ったか?」

「いえ、なにも…」

凛空のかっこは、中学の制服の学ランだった。

てっきり狩衣とかで来てくるのかと思った。

「どうした?俺になにか付いてるか?」

「う、ううん!何でもない」

私は、首を左右にふる。

(あ、あまり見すぎちゃ駄目だって…)

「まさか、俺に見惚れたのか?」

「そんなわけあるかぁ!」

ほら、直ぐに調子にのる。

「なんでアンタに見惚れないと行けないのよ」

私は、凛空の目の前を通り過ぎヅカヅカと歩いていく。

「おい、待てよ」

「い・や・だ・」

「こいつ…」

私は、凛空を睨みつけたが、何だかおかしくなって笑ってしまった。

「なんで笑うんだよ」

「な、なんとなく」

なんだかんだで、私達は一緒に学校へ向かった。