輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「えー!凛がっ!」

クラスのみんなが一斉に振り返る。

「凛が白雪姫?!」

「え、いいなぁ」

と周りで声が上がる。

いや、何でもいいとは言ったけど、主役をやりたいなんて言ってないんだけど!

「これはこれは、面白いこと起こりそう」

「それで、王子様ってだれ?」

私たちは、黒板に書かれた名前を見る。

「あ、王子様役は僕だよ」

黒板には、達磨凌と書かれていた。

「ええー!」

周りの女の子たちが一斉に私の元に集まる。

「いいなぁ凛ちゃん!だって文化祭実行委員でも同じでしょ?」

「もしかして、二人は付き合ってたりするの?!」

「え、そ、そんなことないよ」

色々と質問され答えるに必死だった。

「はーい、そこまで」

姫菜子が途中で入ってくれて、何とか助かった。

「役決まったから仕方ないよ。でも、私もちょっと興味あるんだよねぇ」

「え……」

姫菜子は、そう言うと私の肩を叩いた。

「放課後、準備終わったら付き合ってね」

「は、はい……」

私は、頷くことしかできなかった。