輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「天空の力を借りたんだ。それよりも、この状況は…」

俺の目の前では、凛音がぬらりひょんと刀を交えている。

「分からねぇ、急にああなったんだ」

俺は、勾陣に目を向ける。

俺の視線に気づいた勾陣は頷く。

「とりあえず、俺も参加させてもらう!」

俺は、凛音たちの元へと走っていく。

『余計なやつがきたな…』

「えっ…」

「ぬらりひょん!!」

俺とぬらりひょんの刀がぶつかる。

『よぉ空、まだ生きてたのか』

「言っただろ、お前を殺すまで生きてやるってな!」

俺は、ぬらりひょんを押し返す。

「大丈夫か、凛音」

俺は、凛音の顔を見る。

だけど、凛音は浮かないように見えた。

「どうした、凛音?」

凛音は、何も言わず俺の前に出る。

「凛音?」

「邪魔だ…、どけ…」

俺は、凛音の言葉に驚く。

「凛…音?」

いつもの凛音じゃない…。

これが、力が目覚めた印なのか…?

「空…が…出るまでもない…。こいつ…は、私が……やらないと……」

凛音は、ぎこちなく喋る。

(まさか、凛音の意識が力に呑まれているのか)

だとするなら、今は呑まれてないようにかろうじて保っている。