輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

【空】

俺は、妖たちを倒しつつ凛音のところに向かっていた。

「くそ、数が多すぎる」

このままじゃ、凛音のところに間に合わない。

「空様!」

「太陰?!」

太陰は、水晶玉を目の前へとかざす。

「風・竜巻(かぜ・たつまき)!」

水晶玉から竜巻が吹き上がり、目の前の妖たちへと向かっていく。

『うわぁぁ!』

『ぬらりひょん様!』

竜巻に巻き込まれた妖たちは、竜巻の中へと消えた。

「空様、体は大丈夫?」

「あぁ、それよりも他の十二天将たちは大丈夫なのか?」

太陰は、水晶玉に手をかざす。

水晶玉には、他の十二天将たちの様子が映った。

「大丈夫、みんな生きてる」

「良かった…」

だけど、安心するのもつかの間だった。

俺は、騰蛇と勾陣が一緒にいるのに気がつく。

「勾陣、騰蛇たちと合流したのか」

「そうですね。凛音様は―――」

水晶玉に凛音の姿が映ったとき、俺は目を見開く。

「こ、これは…」

水晶玉には、ぬらりひょんと同等に戦う凛音の姿が映った。