輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

何で体が勝手に動くの?

まるで、私の体を誰かが動かしているような感じがする。

でも、一体誰が?

自分が自分じゃないみたいで…、怖い。

怖い―――。

自分の意識が何かに呑まれていく。

(嫌だ…。助けて…)

『一つ、お前に面白いこと教えてやるよ』

「!?」

ぬらりひょんは、後ろへと飛び私と間を取る。

『お前の姉の、知世音についてだ』

(え…)

何でぬらりひょんが、姉様のことを知ってるの?

『あいつは、いい女だったよ。俺の嫁にしようとして、連れ帰ったんだが…』

その後の言葉を、ぬらりひょんは何も言わない。

姉様を連れ帰ってどうしたの?

「姉…様を…、どう…した…」

私は、そう話しかける。

『なんだ、まだ呑まれていないのか。いいよ、教えてやるよ』

ぬらりひょんは、私の間を一気に縮めた!

「!」

私とぬらりひょんの刀がぶつかる。

『知世音は、俺が殺した』

「えっ…」

私の刀を握る手の力が弱まる。

『はぁ!』

私は、ぬらりひょんに押し返される。

「きゃぁ!」

「凛音!」

「凛音様!!」

私は、切られた肩を抑えながら立ち上がる。

「姉様を…殺…した?」

ぬらりひょんが、姉様を殺した…。

なんで、姉様が何をしたの?

私の中で怒りと憎しみが生まれた。

「…殺す…殺す…」

私は、そう呟きながら立ち上がる。