輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

『ふっ…、やっと力が目覚めたか』

ぬらりひょんは、嬉しそうに笑う。

目覚めたって、一体何のこと?

私は、一体どうしたの?

『さぁ、俺を殺して見ろ!!』

ぬらりひょんの金色の瞳が、更に輝きを増す。

私の体は、ぬらりひょんへと向かっていくように見えたけど、まずは周りの空間を切り始める。

『…なに?』

「凛音…?」

私は、何をしているの?

こんなことしても、空間が切れるわけでもないのに。

しかし、私の予想は外れた。

私が刀を振り下ろすと、そこから光が差し込んだ。

そして、元の場所ヘと戻った。

『予想以上だよ凛音、今のお前なら俺を殺せるかもね。だけど…』

ぬらりひょんは、私に向かってくる。

『まだだ』

ぬらりひょんの刀と私の刀がぶつかる。

「騰蛇!」

「勾陣!?」

騰蛇の傍に勾陣が駆け寄る。

「お前今までどこに居たんだよ!」

「空様のところだよ。それより、凛音様はどうしたの?」

「分からねぇ、急にあんなふうに…」

「まさか…もう力が」

「力だと?お前何か知ってるのか?」

「それは…」

私は、勾陣たちに目を向けず、ひたすらぬらりひょんに向かっていく。

『ふっ…いいね。楽しいねぇ!』