輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「…分かった」

俺たちは、戦場へと向かう。

『おい、あそこにいるのは』

『安倍家の空ではないか』

俺たちの目の前に、妖の群れが立ちはだかる。

「邪魔だ…そこをどけぇぇ!!」

俺は、村雨を抜き妖たちを斬って捨てる。

『うわぁ!』

『ぐはっ…』

青龍も容赦なく妖たちを切っていく。

「早く、凛音の元へ」

俺は、自分の中で凛音が無事だと祈ることしかできなかった。

「空様、準備できました」

太陰の声が聞こえ、俺は符を構える。

「結界!!」

符に力を込め、俺は空へと符を放つ。

結界は、大きく広がる。

「これで、大丈夫だろ」

これならば、他の妖が入ってくることもない。

「ちっ、しつこいんだよ!!」

俺は、爆符を数枚取り出す。

呪文を唱え爆符を放つ。

「空、俺につかまれ」

「えっ?!」

青龍は、オレの腕を掴むと高く飛び上がった。

「うわぁ!」

「ここからなら、凛音がどこに居るか分かるはずだ」

青龍に言われ、俺は辺りを見回す。

「見つけた!」

凛音は、騰蛇と一緒に戦っていて、まだぬらりひょんとは戦っていなかった。

(良かった…)

俺は安堵する。

「青龍降ろしてくれ」

青龍は、頷くと俺を降ろしてくれた。

「後はここから一人でいけ、俺はあいつを殺す」

「何処に居るのか分かっているのか?」

「まぁな」

青龍は、そう言うと森の中に走って行った。

「凛音…」

俺は、凛音の元へと走り出した。