勾陣は、懐からある物を取り出した。
「空様は、私が凛音様を裏切って何も思っていないと思いますが…」
勾陣は、小刀で俺の手首を縛っていた縄を切った。
「なっ…!」
「私が凛音様を裏切って、何も思わないわけがないじゃないですか!」
勾陣の目から、涙が溢れた。
「凛音様と初めて会ったとき、騰蛇と同じくこんな奴に仕えるのかと思ったら、凛音様なんて居なくなればいいのにと、そう思っていた」
勾陣は、ゆっくりと話し始める。
「だけど、凛音様の傍で仕えるたび、私は凛音様がどんな人か分かってきた」
「凛音様は、誰よりも私たちのことを信頼していてくれて、裏切り者の私を“友”と呼んでくれた…」
勾陣は、部屋の障子を開ける。
「私は、空様を戦場へ生かせることには反対です。私は、凛音様から貴方を託されていますから」
「…だからって、こんな所で凛音の帰りを待っているわけにも行かない」
「空様…」
「勾陣は、凛音を信じてるんだろ?なら、俺も信じろよ」
俺は、部屋の外へと出る。
「お前のやろうてしていたことには、俺は許せない。だけど、お前は凛音を守りたいんだろ?」
「…はい」
「教えてくれ、凛音がぬらりひょんと戦っても、凛音は死ぬ。だけど、じい様は凛音とぬらりひょんを戦わせようとしている。じい様の本当の目的はなんだ?」
「晴明様の目的は…」
俺は、勾陣の言葉に驚く。
「なん…だと…」
「晴明様は、凛音様とぬらりひょんを一生戦わせる気です」
そんなことが出来るのか…。
「晴明様は、凛音様に六道輪廻の術をかけるつもりです」
「そんな…」
「空様は、私が凛音様を裏切って何も思っていないと思いますが…」
勾陣は、小刀で俺の手首を縛っていた縄を切った。
「なっ…!」
「私が凛音様を裏切って、何も思わないわけがないじゃないですか!」
勾陣の目から、涙が溢れた。
「凛音様と初めて会ったとき、騰蛇と同じくこんな奴に仕えるのかと思ったら、凛音様なんて居なくなればいいのにと、そう思っていた」
勾陣は、ゆっくりと話し始める。
「だけど、凛音様の傍で仕えるたび、私は凛音様がどんな人か分かってきた」
「凛音様は、誰よりも私たちのことを信頼していてくれて、裏切り者の私を“友”と呼んでくれた…」
勾陣は、部屋の障子を開ける。
「私は、空様を戦場へ生かせることには反対です。私は、凛音様から貴方を託されていますから」
「…だからって、こんな所で凛音の帰りを待っているわけにも行かない」
「空様…」
「勾陣は、凛音を信じてるんだろ?なら、俺も信じろよ」
俺は、部屋の外へと出る。
「お前のやろうてしていたことには、俺は許せない。だけど、お前は凛音を守りたいんだろ?」
「…はい」
「教えてくれ、凛音がぬらりひょんと戦っても、凛音は死ぬ。だけど、じい様は凛音とぬらりひょんを戦わせようとしている。じい様の本当の目的はなんだ?」
「晴明様の目的は…」
俺は、勾陣の言葉に驚く。
「なん…だと…」
「晴明様は、凛音様とぬらりひょんを一生戦わせる気です」
そんなことが出来るのか…。
「晴明様は、凛音様に六道輪廻の術をかけるつもりです」
「そんな…」



