輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

空のことも心配だけど、空なら大丈夫だよね。

「さぁ、行こう騰蛇」

「あぁ、だけどお前は完全には妖の気配は探れないんだから、無理すんなよ」

「分かってるさ。私の背中は、お前に預けた」

「それじゃぁ、本気出さないとな」

私たちは、屋敷の外へと出る。

妖たちの居るところへと向かっているが、そこに近づいていくにつれ、周りの景色が酷くなっていく。

(酷い…)

家の角を曲がった時、一瞬にして目の前が変わった。

「こ、これは…」

目の前には、人や妖の亡骸。

周りは、火の海だった。

「凛音、気をつけろ。周りに数十匹の妖の群れがお前を囲んでいる」

「えっ…」

騰蛇は、紅蓮の刀を抜き、私たちの周りを炎でかき消した。

そして、騰蛇の言う通り数十匹の妖が姿を現した。

私も刀を抜いて符を構える。

「殺られんなよ、凛音」

「お前もな、騰蛇」

私たちは、妖の群れへと突っ込んでいった。