「でも、私が何とかしないと」
鬼の妖と遭遇しても、朝まで逃げ切れればいいこと。
毎朝走ってるから体力にはそれなりに自信がある。
私は、化学室の時計に目を向ける。
「五時……」
深夜まで時間はあるから、少し寝て体力を温存しておこう。
私は、壁に寄りかかり体育座りをし顔を膝へと埋める。
(でも、やっぱり一人は怖い……)
一人だとあの時の光景が脳裏に浮かんできて、私の体は恐怖心で縛られる。
いつもなら、手元に十二天将たちの符があるから大抵の事は怖くない。
でも、今の私のところにはそれがない。
(凛空……)
なぜか私の中には、凛空の名前が浮かび上がった。
鬼の妖と遭遇しても、朝まで逃げ切れればいいこと。
毎朝走ってるから体力にはそれなりに自信がある。
私は、化学室の時計に目を向ける。
「五時……」
深夜まで時間はあるから、少し寝て体力を温存しておこう。
私は、壁に寄りかかり体育座りをし顔を膝へと埋める。
(でも、やっぱり一人は怖い……)
一人だとあの時の光景が脳裏に浮かんできて、私の体は恐怖心で縛られる。
いつもなら、手元に十二天将たちの符があるから大抵の事は怖くない。
でも、今の私のところにはそれがない。
(凛空……)
なぜか私の中には、凛空の名前が浮かび上がった。



