輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「汝、我の名の元に力を貸し、我の助けとなれ、我は安倍空、汝に名を与えし者なり、汝の名は青龍!!」

符に書かれていた青龍の文字が輝きを放つと、青龍の力を符に封じ込める。

『お前なら、仕えても悪くないな』

「どういうことだ…?」

青龍は、最後に笑っていた。

『お前の力、試させてもらった。お前は、仲間を信じ、自分の力に自信のある男だ。俺は、お前の力になろう』

青龍は、そう言い残し、符の中へと消えた。

「はぁ…、はぁ…」

俺は、符を掴み座り込む。

「やったな、クソガキ」

「クソガキは、余計だ…」

俺は、符を見つめる。

「青龍、今日からお前の居場所は、安倍家だ」

「空様!」

すると、他の十二天将たちが俺の周りに集まる。

「すみません空様、私たちの力不足で…」

「いや、みんなはよく戦ってくれたよ」

立ち上がろうとしたとき、体に激痛が走った。

「やっべ……」

俺の体は、毒の侵食のせいで、首の下まで紫に染まっていた。

「空!」

「空様!」

「これが、毒の侵食か…!」

体が熱い…、痛みが激しい…。

「ちょっと…、力を使い…す…ぎた…」

そこで、俺の意識は途絶えた。

「空様!!」

「おい天空!居るだろ!」

騰蛇の声と共に、天空が姿を現す。

「分かってるぜ」

天空は、周りの空間を結界で囲むと、安倍家へと飛んだ。

その後、俺はすぐに部屋へと運ばれた。

すぐに勾陳が来て俺は、治療を受けた。