輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

(やっぱり、俺の体じゃ…)

その時、俺の体には今まで感じたことのない痛みが走った。

「うわぁぁぁぁ!…あぁ…」

毒の侵食が早まったのか、俺の肌の色は紫へと変わり始めていた。

「このままじゃ、空様は…」

だけど、俺はここで倒れるわけには行かない。

俺は、ゆっくりと立ち上がり、村雨を構える。

「はぁ…、はぁ…」

『その体では、よく頑張った方だと思うが、お前にはもう無理だ。この十二天将ではなく、騰蛇を連れてきていれば変わったかもしれないけどな』

「残念だが…、騰蛇は凛音の十二天将だ。俺が連れて来れるわけないだろ」

『そうか…、ならここで死ね』

青龍は、俺に近づいてくる。

「俺は、ここでは死ねない。守りたい奴がいるから」

青龍は、一度足を止め俺を見てくる。

「守りたい奴を守り抜くまで、俺は戦う!」

毒に体を侵されながらも、俺は何度だって立ち上がる。

「お前にだって、守りたい奴はいるはずだ!」

『そんな者…、俺にはいない』

青龍が俺に刀を降りおろそうとしたとき、一つの炎が青龍を直撃する。

『なに…?!』

「ふぅ…、危ねぇなぁ」

聞き覚えのある声を聞き、俺は驚く。