輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

太陰は、青龍に向かって風を放つ。

その時、俺の体に激痛が走る。

「くっ…うっ…。こ、れが、毒が侵食を始めた時の痛みか…」

この痛さが、符を使ったときに起こるのか…。

「ちょっと、辛いな…」

太陰の風を受けた青龍は、こちらに目を向ける。

『安倍空か…。こんなところで会うとわな。どうした、辛い表情をしているな』

太陰もはっとして、俺を見る。

「何言ってるんだよ、これまでの旅で疲れてるだけだ」

『悪いが、今お前と戦っている暇はない』

『ひぃ!』

青龍は、雪ん子に刀を向ける。

「待て青龍!!」

『青龍…だと?』

青龍の表情が厳しくなる。

『いつ俺がお前の仲間になった…』

「これからなるんだよ、俺がお前に勝ってな」

『お前が俺に勝だと、そんな体でか?』

「当たり前だ」

俺は、村雨を抜く。

『ふん…』

青龍が雪ん子に刀を降り下ろしたとき、太陰が雪ん子を庇う。

「駄目!!」

青龍は、すんどめで刀を止める。

『どけ、ガキ』

「どかない!」

青龍は、太陰を見たとき、何に驚いたのか目を見開く。

『お前…、あの時の…』

「え?」

青龍は、太陰のことを知っているのか?