輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

そして、俺はそれを見ていることしか出来ていなかった。

ぬらりひょんが凛音の刀を弾き返したとき――。

「凛音!!」

俺は、そこで目を覚まし起き上がる。

「はぁ…はぁ…。夢か…」

夢なら良かったと思いたいところだが、俺の中で一つ思い出したことがある。

「陰陽師の見る夢は、現実となる」

妖怪大戦で、凛音とぬらりひょんは戦う、そして凛音はぬらりひょんに…。

「あいつが、死ぬってのか?!」

俺は、額に手を当てる。

だけど、この夢はまだ先のことだ。

夢を変えることだってできる。

「絶対あいつは死なせない」

俺は、どうなったっていい。

だけど、凛音だけは失いたくない!

「残りあと二日であいつのところにつく」

何としてでも、青龍を仲間にする。

起き上がり、水干に着替え朝食を取って、俺は再び青龍の元に向かう。

「空様、元気がないようですけど?」

太陰が俺の心配をして出てくる。

「大丈夫だ。ちょっと疲れが来てるだけだ」

「それなら、いいですけど」

あの夢のことは、十二天将たちには話さない。

「そろそろだ。必ず青龍を仲間に入れる」

「うん!」

太陰は、元の符に戻る。