輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

騰蛇は、目を閉じ力を手に込め始める。

刀は、宙に浮くと赤く輝きを放ち始める。

「よし…」

騰蛇は、手を戻すと、刀を掴み私に渡す。

「鞘から抜いてみろ」

「う、うん」

騰蛇に言われ、鞘から出すと、刀の刃は赤く輝いていて、炎の力を感じる。

「す、凄い!」

「この刀を振れば、俺の力を使える。どの妖だって全て焼き斬るくらいにな」

「ありがとう、騰蛇!」

またこれで、戦える力が増えた。

「だが、あまり無茶はするなよ」

「分かってるって…。騰蛇、死なないでよ。騰蛇は、私の大切な友たちは、誰一人として死なせない」

「俺だって簡単には、死なねぇさ」

騰蛇は、私に手を差し出す。

「今度は、絶対に倒す」

「あぁ!」

私は、その手を握り返す。

騰蛇は、元の符に戻ると私のふところに戻った。

「さて、少し寝るか」

自分の部屋に戻り、障子を閉めた。