輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

【凛音】

祝言から数日後、私は屋敷の庭で刀を持って意識を集中させていた。

「はぁ!」

私は、父上からもらった刀を使いこなせるように、暇な時間を使って素振りをしている。

「はぁ!」

でも、こんな体だから、あまり無理をするわけにはいかない。

「おい、凛音!」

「騰蛇?どうしたんだ?」

騰蛇の符が浮き上がると、騰蛇は姿を現す。

「どうした?じゃねぇよ、そんな体であまり動き回るな」

「だって、じっとしてても暇だし」

勾陳にも安静にしてろとは言われたけど、じっとしてても落ち着かないし。

「いいから寝ろ、それか動くな」

「はいはい」

私は、鞘に刀をしまい部屋へと戻る。

「その刀、どうしたんだ?」

「父上から貰ったんだ、戦いの時に役立つだろうって」

「そうか、でも何の力も持たない刀なんて、弱い刀に過ぎない」

「え?どういうこと?」

騰蛇は、私の持つ刀に触れる。

「あのクソガキが持つ村雨は、全ての妖を無に還す力を持っている。だけど、この刀には何の力もないってことだ」

「だって、普通の刀だし」

村雨は、晴明様が持っていた刀だし、力のある刀なのは当たり前だ。

それに、刀に力を込めることなんてできないし。

「だから、その刀に俺の力を込める」

「騰蛇の力を?」

一体どうやって?