輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

【銀】

あいつは、俺に面倒なことしか頼まないな。

俺は、貴族の奴の屋敷に来ていて、たった今全員殺したところだ。

『はぁ…』

刀を鞘に戻し、俺は頬についた血を拭う。

あいつは、今頃知世音とかいう女を迎えに行っている頃だろう。

(人間の女だと…、陰陽師の女だと、いずれ裏切るだけだ)

人間は、脆いんだよ…。

お前が一番それを知っているじゃないか、ぬらりひょん。

俺は、燃え盛る屋敷を見たあと、森の中へと向かった。

(お前の目指す世界に、俺の居場所はないようだ)

なら、いっそのこと…。