輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

『だから、俺と来いよ知世音。お前に自由をくれてやる』

俺は、自由のある時代を目ざす。

何者にも縛られない、自由な時代を。

その時代には、お前にもいてほしい。

知世音は、ゆっくりと俺の手を掴んだ。

(そうでなくちゃな)

俺は、知世音を抱き上げる。

「でも、貴族の方や凛音にはなんと…」

『貴族の方は、心配するな。そっちの方はもう片付けてある』

「それは、どういうことですか?」

『お前は、知らなくていい』

俺は、森の中へと走り出す。

「どこへ向かうのですか?」

『俺の家だ。他の妖たちもいるが、誰も俺には逆らえない、だからお前は俺の隣に居ればいい』

そう、誰も俺を止めることなどできぬ。

空と凛音がどんなに力をつけても、俺には勝てない。

俺は、誰にも負けない。

銀にもな…。