輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「特に、好きな方といる時は」

「そ、そんなことありません!」

「あら?そうかしら?」

あ、姉様は急に何を言いだすんだ。

「お腹の中の子の為にも、幸せになるんですよ」

「はい」

絶対幸せになる、この子の為にも。

「そうだ、凛音に渡すものがあるのでした」

「私にですか?」

姉様は、棚から綺麗なかんざしを取りだし、私に渡してきた。

「これは?」

「ある人から、貴方にお祝いの品らしいですよ」

かんざしには、式文もついていて、私は式文を広げて読む。

『凛音へ
お前がこの式文を読む頃、お前は綺麗な着物で着飾って、祝言をあげているんだろう。正直、お前のそんな姿が見れなくて残念だ。きっと誰よりも綺麗なんだろうと思う。言っておくが、これは俺の本音だ。お前と初めて会ったときは、男勝りなお前に恋なんてしないと思っていたけど、誰よりも頑張る姿や、十二天将を誰よりも大切に思うお前の姿や、笑顔に惹かれた。お前の近くで、ちゃんと言いたい。ずっと一緒にいたい、愛してると。また、お前と会える日を待っているよ、お腹の中の子と共に。
            空 』

私の頬に涙が伝った。

「空……」

「数日前に友江ちゃんが持ってきてくださったのです。空様から凛音へと」

ありがとう、空。

私も、空と会える日を待ってる。