輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

私は、これまでの経緯を騰蛇に全て話した。

「なるほどな。それで、今に至ったってわけか」

「そう。あっ、でも今の話し勾陳に聞かれたかな?」

「今は大丈夫だ。今は、クソガキのところに行ってる」

「そっか、なら良かった」

勾陳には、あまり知られたくない。

理由は、勾陳に心配をかけさせたくないから。

ただでさえ、私と空の傷の様子を毎日見てくれているのに、これ以上負担をかけさせるわけにはいかない。

「だが、俺は秦って男はあまり好きになれねぇな」

「騰蛇って男の人好きになれないよね」

「当たり前だ、男が男を好きになってどうする」

「そ、そうだけど。例えば悩みを相談できる人とか居ないの?」

「特にいないな」

騰蛇が十二天将に入って七年が経つのに、未だに他の十二天将と仲良くしようとしていない。

天空とか気が合わないのかな?

「俺は、誰かと仲良くなるより。主の傍にいる方がいい」

「そうか?私は、お前に友の数人出来ればいいと思っているけど」

「友って言われてもな……」

「私は、騰蛇を友だと思っているよ」

「はっ?」

私は、まっすぐに騰蛇を見つめる。

「友って。めんどくせぇなぁ」

「めんどくさくないさ、友は大切な存在だ!」

騰蛇は、照れているのかそっぽを向いてしまった。

「もちろん、他の十二天将たちや空も友だ。秦もな」

「クソガキは、友以上だろ」

「うっ!」

図星を付かれて、私の顔は赤く染まった。