輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「となると、しばらく会える日がなくなるな」

「えっ!」

「だって、お前は母親になる前に子供を生む準備をしないといけない。下手に体を動かすわけにもいかないからな」

「確かに、そうだな」

そうだ、子供を生むとなると、体に負担をかけてはいけない。

符もあまり使えないか……。

「でも、しばらくの間だ。ずっと会えなくなるわけじゃない。三年間会えないよりは、あっという間さ」

「そうだな」

「それに、俺の家もそろそろ子供が生まれるしな」

「そっか、そろそろだったな」

安倍家には後継ぎが生まれて、空は父親になる。

「子供が二人か、父親って大変そうだ」

「でも、空は子供の面倒見良さそう」

「そうか?」

私たちは、顔を合わせて笑いあった。

いつか、子供が生まれたら空と過ごせる日は来る。

私は、そう感じた。

そして、その時間がどれほど幸せなことかも。