輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

「普通はさ、喜ぶところだろ?子供が出来たんだぞ。俺たちの子供が」

「でも、この子は」

「それ以上何も言うな」

空は、私を抱き寄せる。

「その子が新しい一族の子供でも、俺たちの子供には変わりない。大丈夫だ、心配するな、俺がお前たちを守るから」

私はその言葉を待っていたのか、再び涙が溢れた。

「うん!ありがとう空」

「でも、その子の父親が俺だって言う訳にもいかないな」

「それは、大丈夫」

「なんで?」

私は、涙を拭って空の着物をギュッと握りしめる。

「秦がね、父親の代わりになってくれるって」

「秦って、あいつが!」

「知ってるのか?」

「え、あっ、いやちょっとな」

私は、秦のことを空に話したことがあったか?

「何でそいつが腹の子供のことを知ってるいるのか分からないが、そいつの言う通りにするしかないな」

「そうだな」

空は、優しく私の頭を撫でてくれた。

「そんな顔するな、お前があいつの嫁になっても、俺たちの気持ちは変わらない。そうだろ?」

「うん、それは変わらない」

「それに、腹の子は俺たちの子供だ」

「うん!」

何も怖がることなんてない、この子は私と空の子供だから。

大丈夫だ。