輪廻転生 絆が繋ぐ運命の転生 上

それから夜になって、私は空といつもの待ち合わせ場所へと向った。

「空……、いる?」

小屋の引き戸を軽く叩き私は中に入る。

「えっ……」

中に入ると、空は壁に寄りかかって寝ていた。

「寝ているのか?」

私は、空の目の前へと歩み寄りしゃがみ込む。

(こうして見ると、空の寝顔って可愛いんだなぁ)

私は、空の頬に自分の手の平を当てる。

ねぇ空、どうすればいいのかな?

私に子ができたなら、確実に私は祝言をあげなければならない。

秦と祝言を──

この子を隠すためには仕方がないことだ。

でも、空……。

(怖いよ……)

私の頬に涙が伝った時。

「凛音……?」

「っ!」

私の目と空の目があったとき、泣いている私に気づいた空は私を抱きしめてくれた。

「どうした?!何かあったのか!」

「空……、ごめんなさい」

「はっ?」

「私……、空との子供ができたの……」

「えっ……」

私は、手で顔を覆って泣き始める。

「な、何で泣くんだよ!子供ってことは、俺と凛音の子供だろ?」

「うん。でも、この子は新しい一族の子供なんだよ……」

「それは分かってる。でも、泣く意味が分からねぇ」

「え……」

私は、空へと視線を戻す。