「本当に、何を考えているか分かんねぇよ」
「空様、布をお持ち致しました」
「ありがとう嶺」
俺は、口元を布で覆った。
(これなら、気づかないだろう。多分……)
「では、参りましょうか」
「あ、あぁ……」
俺は、嶺の後ろを着いて歩く。
この時、俺の胸はドキドキしていた。
凛音に正体がバレるという緊張感のドキドキと、凛音に会えるというドキドキだ。
だけど、凛音に会えるというドキドキの方が上だった。
(はぁ……。約束破っちまうなぁ……)
でも、今回は仕方がない。
これは、じい様に頼まれたことで、俺だって凛音が居ることは知らなかった。
断ればいい話だが、断ったら断ったでじい様に何か言われる。
もしこの事がじい様にバレても、俺は反論できる。
今日半日が無事に過ぎることを願うよ。
「空様、布をお持ち致しました」
「ありがとう嶺」
俺は、口元を布で覆った。
(これなら、気づかないだろう。多分……)
「では、参りましょうか」
「あ、あぁ……」
俺は、嶺の後ろを着いて歩く。
この時、俺の胸はドキドキしていた。
凛音に正体がバレるという緊張感のドキドキと、凛音に会えるというドキドキだ。
だけど、凛音に会えるというドキドキの方が上だった。
(はぁ……。約束破っちまうなぁ……)
でも、今回は仕方がない。
これは、じい様に頼まれたことで、俺だって凛音が居ることは知らなかった。
断ればいい話だが、断ったら断ったでじい様に何か言われる。
もしこの事がじい様にバレても、俺は反論できる。
今日半日が無事に過ぎることを願うよ。



