「その刀は?」
「じい様から譲り受けた物だ。どんな妖かしでも無の存在に還す刀──村雨」
「村雨?」
「お前はここにいろ、凛音は勾陳を出して十二天将たちの傷の手当を頼む」
「分かった!空はどうするの?」
「俺は、あいつを追う」
空はぬらりひょんが姿を消した方向へと走っていく。
「待って空!一人じゃ無理だよ!」
「俺なら大丈夫だ」
空はそう言うと霧の中へと消えて行った。
「空……」
「あいつなら大丈夫だろ」
「騰蛇?」
「凛音、早く助けに行きたいならとっとと片付けるぞ」
「分かってるさ!」
「じい様から譲り受けた物だ。どんな妖かしでも無の存在に還す刀──村雨」
「村雨?」
「お前はここにいろ、凛音は勾陳を出して十二天将たちの傷の手当を頼む」
「分かった!空はどうするの?」
「俺は、あいつを追う」
空はぬらりひょんが姿を消した方向へと走っていく。
「待って空!一人じゃ無理だよ!」
「俺なら大丈夫だ」
空はそう言うと霧の中へと消えて行った。
「空……」
「あいつなら大丈夫だろ」
「騰蛇?」
「凛音、早く助けに行きたいならとっとと片付けるぞ」
「分かってるさ!」



