「ご、ごめん空、お待たせ」
戦いの策を練っていたら、凛音が部屋の障子をゆっくりと開ける音が聞こえた。
「随分と長かったな、風呂場でのぼせてるっておも……った……ぞ?」
俺は、凛音の姿を見て目を見開く。
そこには、綺麗な着物を来た凛音が赤面しながら立っていた。
「り、凛音だよな……」
俺の心臓の鼓動が早くなっていく。
「そ、そうだけど……?」
「ど、どうしたんだよその姿?」
俺は、凛音から視線を逸らす。
凛音も障子を閉めると、俺から少し距離をとって座った。
「じ、実はだな。風呂場で偶然貴人とあって、着物の話をしたら、着てみないかと言われて」
凛音の顔はどんどん赤くなる。
(これが、あの凛音なのか?)
俺の目の前には、俺がずっと見たかった凛音がいる。
(やばい、凛音に触れたい)
俺は、立ち上がり凛音の傍へと行く。
「空?」
俺は、凛音の目の前でしゃがみこみ凛音に問う。
「お前に、触れてもいいか?」
いつもなら、そんなこと聞かずに凛音に触れていた。
だけど今の凛音に触れると、俺の理性が保てない気がした。
それ程までに、今の凛音が美しいんだ。
「な、なんでそんなことを聞くんだ?」
「いや、なんとなく」
俺は、この時思った。
この美しい姿を誰にも見せたくないと。
俺の物だけにしたいと──
戦いの策を練っていたら、凛音が部屋の障子をゆっくりと開ける音が聞こえた。
「随分と長かったな、風呂場でのぼせてるっておも……った……ぞ?」
俺は、凛音の姿を見て目を見開く。
そこには、綺麗な着物を来た凛音が赤面しながら立っていた。
「り、凛音だよな……」
俺の心臓の鼓動が早くなっていく。
「そ、そうだけど……?」
「ど、どうしたんだよその姿?」
俺は、凛音から視線を逸らす。
凛音も障子を閉めると、俺から少し距離をとって座った。
「じ、実はだな。風呂場で偶然貴人とあって、着物の話をしたら、着てみないかと言われて」
凛音の顔はどんどん赤くなる。
(これが、あの凛音なのか?)
俺の目の前には、俺がずっと見たかった凛音がいる。
(やばい、凛音に触れたい)
俺は、立ち上がり凛音の傍へと行く。
「空?」
俺は、凛音の目の前でしゃがみこみ凛音に問う。
「お前に、触れてもいいか?」
いつもなら、そんなこと聞かずに凛音に触れていた。
だけど今の凛音に触れると、俺の理性が保てない気がした。
それ程までに、今の凛音が美しいんだ。
「な、なんでそんなことを聞くんだ?」
「いや、なんとなく」
俺は、この時思った。
この美しい姿を誰にも見せたくないと。
俺の物だけにしたいと──



