十二天将の女たちの中でも、貴人に相談する人はたくさんいる。
「でもですね凛音様、その答えはもう出ていると思います」
「え?」
もう答えが出ているってどういうこと?
「それは、凛音様の気持ちです」
「私の気持ち?」
「空様と手を繋ぐと胸が痛む、空様が他の女性と祝言をあげると聞いた時胸が痛んだ、それはもう決まった病です」
「や、病なの?!」
どうしよう、怖い病だったら。
「怖がることはありません。自分に正直になってください」
「自分に正直に?」
「さぁ、病の名前を言いましょう」
私は、貴人の言う言葉に緊張しながら待った。
「病の名前は、“恋煩い"です」
「こ、恋煩い!!」
「はい!」
嘘だ。
私が恋煩い?!
空に対して恋煩いなんて!?
「自分の気持ちに正直になってください。凛音様は、空様のことを好きじゃないんですか?」
「それは……」
考えたことがなかった。
いや、考えようとしてなかった。
「でもですね凛音様、その答えはもう出ていると思います」
「え?」
もう答えが出ているってどういうこと?
「それは、凛音様の気持ちです」
「私の気持ち?」
「空様と手を繋ぐと胸が痛む、空様が他の女性と祝言をあげると聞いた時胸が痛んだ、それはもう決まった病です」
「や、病なの?!」
どうしよう、怖い病だったら。
「怖がることはありません。自分に正直になってください」
「自分に正直に?」
「さぁ、病の名前を言いましょう」
私は、貴人の言う言葉に緊張しながら待った。
「病の名前は、“恋煩い"です」
「こ、恋煩い!!」
「はい!」
嘘だ。
私が恋煩い?!
空に対して恋煩いなんて!?
「自分の気持ちに正直になってください。凛音様は、空様のことを好きじゃないんですか?」
「それは……」
考えたことがなかった。
いや、考えようとしてなかった。



