「なに、いきなり」



春樹がそう言うから



「別に」


そう言う。




すると、




「出してくるわ」


そう言って、ドアを開ける。




はぁ、何も言ってこないのか。



そう思って立ち上がってカバンを持つ。




「下に行ってんね」



そう告げると




グイッ




腕を引っ張られて





チュッ




と私の唇に春樹の唇が当たる。





え?




目をパチパチさせてると




「そんな顔してた」



なんて、ニヤッと笑ってる春樹。