「お、お待たせ……っ」 緊張しながらも、教室に入る。 すると、春樹は席に座ってたみたいでチラッとこちらを見る。 「大?」 は? 「だーかーら、大してきたの?」 ………っ。 「あんたねぇ、そんなこと女の子に 聞くんじゃないの!!!! 大じゃないし…。」 ああああっ!、 またやっちゃったよ……。 「すいませんね。 んで、何の用?」 ふざけてた春樹が真剣な顔で私を見る。 そ、そうだ……。 ちゃんと言わなくちゃいけない。