妖怪の屋敷にご厄介になってます。



「胡蝶といつからそんな仲なの??
つれてきたのは僕なのになぁ~」


ぷくっと頬を膨らませて拗ねる主。

「…」

同じくぶすくれる氷呀



この2人も充分気になるが、それより…


「…すぅ、」


黒炎に抱きついたまますやすやと眠る胡蝶に、動揺を隠せない…




普段ならこんなに動揺しないのに…



「胡蝶、眠るなら寝床に行って寝ましょう。
立てる??」

胡蝶は黒炎に抱きついたまま動かない。

「つれてってください…」

寝ぼけまなこで胡蝶は黒炎にせがんだ。





「……分かったよ、おいで、胡蝶。」


――まさか僕が愛しいという感情を抱いてしまうなんて…
普段、絶対に欠かせない敬語も、すっかり抜けきっている。


敬語以外で会話したのなんていつぶりか…