上を見上げれば、漆黒の翼をはばたかせる青年らしき…妖怪。 「ん、ただいま、黒炎(コクエン)」 黒炎と呼ばれた男の人が静かに地面に足をつけ、じっと私をみつめる。 「この方は??」 「森で迷ってたから、連れてきた」 「なるほど、…そんな薄着じゃ、この季節は人の子にはツラいでしょう、中へどうぞ。」 「え!?は、はい!」