玄関から急いでスニーカーを持ってきて、茶の間の横の廊下からお庭におりた。


みどりとくろの、しましま模様のスイカ。


井戸水をさわってみると、びっくりするぐらい冷たかった。


「ちょっと待っててね真吾。今スイカを切ってくるからね。」


お婆ちゃんに切ってもらったスイカを、廊下に座ってお庭に足をブラブラさせながら食べた。


ママが買ってきてくれるスイカよりも、お婆ちゃんのスイカの方が、甘くて冷たくておいしかった。