優斗は、白い封筒を私に差し出すと、 「これ、もしお前が、樹を好きなら、愛してんなら、待ってるって決意できたら、読んでやって。」 そう言うと、私の頭をポンポンと撫でると、ゆっくりと 部屋から出て行った。 私は、その白い封筒を見つめる。