「安達くん、なにしてるのかな~って気になってたんだよ!」
「そんなの、連絡してこればいいのに」
だるそうに、安達くんは、
「お前が呼べば、行くよ俺は」
なんて呟いた。
途端に真っ赤に染まる頬を隠すようにそっぽを向く。
普段冷たいことのほうが多いから、時折見える優しさに、苺花がときめいてしまっていること、安達くんは気付いてるのかな。
「…連絡って、え…?あれ、
苺花、安達くんの連絡先知らないよっ!」
そわそわとした気持ちのまま、考えてみると、連絡先を知らないことを思い出す。
「教えてくれたら、苺花だって連絡してるよ!!」
そんな馬鹿じゃないもん!!!
「あー、そっか。」
自分のスマホを見つめて、安達くんは呟く。
「教えてくれないの?」
苺花が聞くと、安達くんは、少し考える素振りをした。
「教えない」
「ええー!?」
苺花の反応が予想通りだったのか、少し口角を上げて笑う安達くん。
「嘘。また、泣かれたら嫌だから」
そう言いながら、LINEのQRを開いてくれた。
「へへ、泣き虫でもいいことあるねっ!」
苺花はそう言って立ち上がり、安達くんの髪をふわふわと触る。
安達くんは大人しく撫でられながら苺花のスマホと安達くんのスマホを操作して、連絡先を交換してくれた。
苺花は安達くんのLINEをゲット!
とってもいい1日目の自由行動でした。



