「いいえ、苺花さん、危険です。 やめておいた方がいい。」 今度の日向先生は、はっきりと言った。 先生まで、そんなこと言うんだ…。 なんだか少し、もやもやした気分になって、苺花は少し考えてから、先生に笑顔を向けた。 「苺花はだいじょーぶ! それに、危険危険ってみんなから言われるの、なんか可哀想だよ。」 笑顔を向けた苺花に、先生は少し気まずそうにした。 生徒は、仕方ないかもしれないけど。 先生にも言われちゃうなんて、安達くん、傷ついてるんじゃないかな。 苺花だったら、傷つくなぁ。