ヤンキー?なにそれ、美味しいの?


唇が切れて赤黒く晴れ、突き飛ばされた反動で腕にも大きな傷があった安達くん。


何かあったのは明らかな彼の姿に、
言葉に出す人は誰もいなかったけどみんな心配そうな面持ちで立っていた。


「安達。それ、殴られたのか?」


そんな沈黙を破ったのは、苺花でもいおちゃんでもなく、神原くんだった。

遠くの席から、平然と聞く彼に、皆黙って様子を伺う。


「あ?あ、いや、、、」


安達くんもなれない様子で口篭る。