ヤンキー?なにそれ、美味しいの?


突然出された、知りすぎている名前に、苺花は目を大きく見開いた。


「安達くん?安達くんのお友達ですか?」


自然と明るく跳ね上がる声。

苺花の様子に、3人はまた何やら目を合わせて、少しだけ不敵に笑った。


「そうだね、オトモダチ、だよね」

「あぁ、素敵なお友達。」


不穏な空気を纏う3人だけど、苺花は嬉しくて目を輝かせる。


「わあ!安達くん、学校外ではどんな感じですか?喧嘩すごく強いんですよねっ!あ、喧嘩のお友達ですか?」


知らない安達くんを知れることが嬉しくてついつい騒ぐ苺花。

ひとりの男の子が、苺花に近づいてきて、グイッと顎を掴み上げた。


「あぁ、ボコボコにされた友達だよ。だから、復讐しに会いに来てやったんだ」


両手に持つ食べ物のせいで自由に身動きがとれない。

それをいい事に、3人の男の子はニヤニヤしながら苺花を校舎の壁に追いやる。