ヤンキー?なにそれ、美味しいの?


「ねえ、君可愛いね?」


たくさんの食べ物を買い込んで、体育館へ戻ろうとしていた時、急にかけられた声。


苺花知ってる。

これ、振り返ったらお前じゃねえよって馬鹿にするやつだよね。

「ねぇねぇそこのイケメン!」って街中で叫んで振り返った人の事笑ったりする女の子いたもんね。


絶対に見ないっ!


「ねえ、君だって」


そう、心を固く決めてそっぽを向いていた苺花だけど、突然目の前に現れた知らない顔に驚いて足を止めた。


「へ?」

「何そのキョトン顔、可愛すぎ、今からお昼?」


明るい声のトーンの3人組。

ついでに明るいのは声だけじゃなく髪色も。


だけど、根元には黒の地毛が見えていて、苺花は、安達くんの方が綺麗だなあなんてぼんやりと考える。


「あ、そうなんです、友達と食べるんです」


にこりと微笑むと、3人は顔を見合せてからまた苺花に目を向けて、微笑み返した。