ヤンキー?なにそれ、美味しいの?


その姿を見守っていたいおちゃんは、優しく笑った。


「やべ、苺花ちゃん可愛すぎ」

「ちょっとドジなとこも可愛いよね」

「早柿さんに向ける笑顔、やべーよなあんなの向けられたら俺無理だ」

「ほんと、天然姫って感じ、女子でも惚れるよお…」


苺花、今、体育館の視線を集めてるのは、あなただよ。

ほんと、いつまで経っても自覚しない天然姫なんだから。