幸せの先








絶対この人悪いと思ってないな。








そうは思ったがプリンをもらってる手前、これ以上怒るのはやめて、食べかけのプリンに集中することにした。







私がまたプリンを食べ始めると、賢一さんは私の頭に手をのせたまま、今度は優しく頭を撫で始めた。






プリンに集中している私にしてみたら、そんな手は気にならない。



食べ続けるのみ。






「お前の普通の女の子っぽいところが見られてよかったよ。」





突然そんなことを言う賢一さん。







でも、確かに自分が普通の女の子っぽくないことは自覚してたから、あえて何も言うことはないし、否定もしない。




それよりも、なぜこの人は今こんなことを言うのだろう?







賢一さんの顔を見るが、何を考えているのかわからない。